糖尿病の我が国における患者数は、約740万人で予備軍を入れると約1,620万人とも言われておりま す。今や国民病の感となりました糖尿病の恐ろしさは、糖尿病性合併症が患者に与える苦痛あるいは 生命の短縮にあるといえます。この増加の一途を辿る糖尿病に、いかに対処するか、医師をはじめと した医療チームに課せられた責任は大きいものです。恐るべき本症への対応には、単に糖尿病専門家 に任せるだけではなく、進歩の著しい知識を医療一般に関与する全ての人々が理解し治療の術を身に 付けることが何よりも重要ではないかと考えます。
糖尿病Up・Date 賢島セミナーを、22年間にわたって賢島(伊勢志摩国立公園)で開催致しまし たところ、医療に携わる様々な分野から多数の方々に参加していただき、「最新の情報が分かりやすい 解説で、日常に役立つ」と大好評を博し、今後も当セミナーを引き続いて定期的に開催する運びとな りました。
新しいシリーズのテーマは、第19回より“Updateな糖尿病のナビゲーション”とし、世話人一同 糖尿病に関する知識が幅広い人々に普及するよう努めたいと念じております。
第23回の今回は“Updateな糖尿病ガイドラインへのナビゲーション−各種ガイドラインの効果的 な活用法−”というタイトルで下記のように開催することになりました。糖尿病に興味をお持ちの方 に多数参加していただけますよう、ここに御案内申し上げます。
代表世話人 坂本 信夫
記 | |
テーマ | “Updateな糖尿病ガイドラインへのナビゲーション −各種ガイドラインの効果的な活用法−” |
日 時 | 平成18年8月26日(土)、27日(日) |
会 場 | 志摩観光ホテル 〒517-0593 三重県志摩市阿児町賢島 TEL 0599-43-1211 |
セミナー記録 | セミナーの記録は一冊の本にまとめられ、医歯薬出版から出版されます。 |
参 加 費 | 50,000円。proceedings代を含みます。(※宿泊費は含まれておりません。) また、8月26日の懇親会をかねた夕食、及び8月27日の昼食を事務局にてご用意させて頂きます。 |
参加申し込み | 官製ハガキに氏名、所属、住所、TELを明記の上、事務局までお申込み下さい。 (参加人数は100名にて締切らせて頂きます。) |
宿泊申し込み | 阪急交通社 名古屋団体支店 糖尿病Up・Date係:担当 阪田 修平 〒450-8533 名古屋市中村区名駅2-45-14 日石名駅ビル5F TEL:052-563-0055 FAX:052-563-0039 TELまたは同封のFAX用紙にてお申し込み下さい。 |
世 話 人 | 坂本 信夫 (中部労災病院名誉院長) 赤沼 安夫 (朝日生命成人病研究所) 吉川 隆一 (滋賀医科大学) 豊田 隆謙 (東北労災病院) 清野 裕 (関西電力病院) 中村 二郎 (名古屋大学大学院医学研究科) 堀田 饒 (中部労災病院) |
後 援 | 日本糖尿病学会.日本医師会.愛知県医師会.岐阜県医師会.三重県医師会 |
事 務 局 | 中部労災病院 堀田 饒 〒455-8530 名古屋市港区港明1-10-6 TEL:052-652-5511(内線2000) FAX:052-652-5623 |
セミナーT:糖尿病対策を生活習慣病からアプローチ
司会:清野 裕(関西電力病院)
講演:メタボリックシンドロームと予防を見据えた糖尿病への対策とは
田嶼 尚子(東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科)
発言:
総合討論
症例検討のセミナー:困った症例
司会:豊田 隆謙(東北労災病院)
症例呈示:三輪 真(海南病院代謝・糖尿病科)
コメンテーター:清野 裕(関西電力病院)・松岡 健平(済生会渋谷診療所)
会食・懇親会
司会:吉川 隆一(滋賀医科大学)
ディナースピーチ:<糖尿病の病態と治療の進歩を振り返って>
豊田 隆謙(東北労災病院)
セミナーU:2型糖尿病を糖尿病治療薬からアプローチ
司 会:堀田 饒(中部労災病院)
講演:2型糖尿病とオーダーメイドによる経口糖尿病治療薬の選択とは
門脇 孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科)
発言:
総合討論
懇親会
トピックス:吸入インスリン製剤
難波 光義(兵庫医科大学医学部内科学・糖尿病科)
セミナーV:危険因子から糖尿病性合併症へアプローチ
司会:河盛 隆造(順天堂大学医学部 代謝内分泌内科)
講演:糖尿病性合併症と関連遺伝因子からみた予知・予防とは
南條輝志男(和歌山県立医科大学第1内科)
発言:
総合討論
鼎談:今後の糖尿病への取り組みはいかにあるべきか
赤沼 安夫(朝日生命成人病研究所)
豊田 隆謙(東北労災病院)
門脇 孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科)
閉会の辞
昼食